Yahoo!はなぜ消えた?「ヤフーブランド」の行く末は?

 

sa-2
こんにちは。

sa-2(@sa2fdi)と申します。

 

自己紹介はこちらから。

 

インターネット創成期に一時代を築いたYahoo!が身売りするはめになったのはなぜか。
今もなお親しまれているヤフーサービスは今後どうなるのか。

それぞれ解説していきます。

米ヤフーについて

ヤフーはインターネット関連サービスの草分け的な存在です。

ネット創成期において、一般市民に親しまれるサービスを次々に立ち上げ、ポータルサイトとして大成しました。

かつて検索エンジンをはじめとしたヤフーの事業は、まだ馴染みのなかったインターネットという新世界とお茶の間をつなぐ架け橋のような役割を果たしていました。

しかし、その躍進も長くは続きませんでした。

2000年代前半にかけてバブルとも呼ばれる絶頂期を迎えるも、2000年代後半には本格的なネット社会の到来とともに徐々にその影響力を失っていきました。

検索はGoogleに、ネットコンテンツではFacebookに王者の座を明け渡し、2008年ごろから事業の選択と集中に迫られます。

かつての栄光を取り戻すことはできないまま鳴かず飛ばずの経営が続き、ついに2017年、主要事業を別企業に売却し、社名を変更する手続きを完了しました。

ヤフー身売りの真相は、投資の世界的な“大勝ち”

いくら全盛期から衰えたと言っても、ヤフーはヤフーであり、誰もが知っている一流ブランドであることには変わりありません。

身売りせずとも細々と事業を続け、単独で生き残っていくこと自体は難しくなさそうです。

しかし、そうはいかない特殊な事情がヤフーにはありました。

それは、2005年に行ったアリババへの投資が歴史的な大勝ちとなったことです。

ヤフーはこのとき、アリババの株式の約4割を取得しています。

そしてアリババは2014年に当時最大規模のIPOを行い、ヤフーに巨額の評価益をもたらしました。

非常に奇妙に思えますが、この投資での成功がヤフーを崩壊させた直接的な原因になるのです。

 

縮小し続けるヤフーの事業に対し、保有しているアリババ株は日進月歩の成長を続け、いつしかヤフーの手に負えない存在となっていました。

保有株式の巨大すぎる価値は、ヤフーの存在価値を相対的に消してしまったのです。

もしもヤフーがアリババ株を市場で売却するならば、そこには4割近くの税金がかかります。

100億ドル以上にものぼるその額は、ヤフーの主要事業が生み出す価値をはるかに超えています。

ここまでくると、株主にとってはヤフーの事業内容はもはや関心の外であり、アリババ株をどう処分するかがヤフーの最重要課題ということになってしまいます。

この瞬間にヤフーは「インターネット関連企業」から「アリババ株の保有会社」になってしまったのです。

結局、非課税のままアリババ株を切り離すには主要事業・ブランドを売却する他に有効な手段がありませんでした。

こうしてヤフー本体は、アリババやヤフージャパンの株を保有する投資会社として姿を変えたのです。

新会社名は「Altaba(アルタバ)」。Yahoo!japanとの関係は?

ヤフーは新会社名をアルタバとし、元々保有していたアリババ株・ヤフージャパン株を主要な資産とする投資会社として存続していくこととなりました。

インターネット関連の中核事業は、米モバイル通信のベライゾンに売却し、ヤフーブランドもベライゾンが所有者となります。

これにより、ヤフージャパンがもともと米ヤフーに対して支払っていた100億円程度のブランド使用料は、ベライゾンに支払われることとなります。

ここで、ヤフージャパンにまつわる複雑な資本関係について整理しましょう。

まず、ヤフージャパンの筆頭株主はソフトバンクです。

ヤフージャパンはソフトバンクから約43%、米ヤフーから約35%の出資を受けています。

そしてソフトバンクは、米大手モバイル通信のスプリントを買収しています。

ソフトバンクグループ傘下のヤフージャパンがブランド使用料を支払う先のベライゾンは、米モバイル通信最大手であり、スプリントと直接的に競合している関係にあります。

要は、ヤフーブランドは競合関係にあたる2グループとそれぞれ蜜月な関係にある、歪な状態になってしまったのです。

ベライゾンとソフトバンク、それぞれが同じ「ヤフーブランド」を別資本として使用していくことになるのか。

それともヤフージャパンはヤフーを名乗れなくなってしまうのか。

今もなお愛されるヤフージャパンの行く末に注目が集まります。

 

23歳の筆者が今、一番伝えたいこと。

仮想通貨を自分の中でどう整理つけるか、答えを出せていない人は是非読んでください。

資産運用と経済の観点から、仮想通貨について考えています。

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