世界の実験場・シンガポールに、日本は追いつけない―規制緩和と未来国家―

 

sa-2
こんにちは。

sa-2(@sa2fdi)と申します。

 

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シンガポールの成長は目覚ましく、最先端分野において日本はすでに大差をつけられています。この差が何によって生まれたものなのか。未来国家の在り方を考えます。

シンガポールの“超徹底主義”

シンガポールという国にどのような印象をお持ちでしょうか。ツバを吐いたら罰金、タバコのポイ捨てしたら罰金などとにかく規制が厳しい場所であることが有名です。

しかし、これがシンガポールという国の本質を表すわけではありません。

 

シンガポールは、理想の国家を作りあげるために何でもする”超徹底主義“なのです。街を汚す行為に対する厳しい罰則は、この徹底主義の一面でしかありません。

むしろ、規制の面のみで考えれば、世界でも類を見ない程の規制緩和国家と言えます。

産業の発展には、ルールの改定が必須です。技術の発達とともに前提条件が変わっていくため、国のルールもそれに合わせて常に変えていかなければならないです。

今、世界で最もそこに積極的(もしくは寛容的)な姿勢を見せているのがシンガポールなのです。

「世界の実験場」、シンガポール

シンガポールは近年驚異的な経済発展を遂げ注目を浴びていました。しかし、その成長ぶりも2017年現在は減退の見込みで、少し落ち着いてきた印象を受けます。

かといってシンガポールの成長が止まることはないと筆者は考えております。その理由は、シンガポールが、世界で最も「未来に」投資しているからです。

シンガポールは先ほど述べたように、先端技術の研究/実験のための規制緩和に、どこよりも積極的に動いています。

他の先進国が技術の足掛かりを手に入れても、それを実践に移すためには規制というハードルを越えなければならず、計画が停滞してしまうことが良くあります。

そんな時に注目されるのが「規制緩和国家」であるシンガポールです。一度規制によって停滞した研究でも、シンガポールであれば自由に行えるということで、各国がこぞって拠点を移そうと動いています。

具体的な取り組みを見ていきます。

ドローンは産業に革命的な影響力を持つとして注目されていますが、その存在を前提とした法整備が全く整っておらず、開発の大きな足枷となっております。

また、多くの先進国においてはテロ対策として規制がかなり厳しくなり、ドローンを外で飛ばすには多くの申請手順を踏まなければなりません。

シンガポールにおいては規制の緩和が進んでおり、7kgという一定の重量未満であれば申請無しで機体を飛ばすことが可能となっております。

十分に業務用のものを実験できる範囲内であり、実際にサービスを提供することも可能です。

対して日本は、ドローンを使ったサービスの需要が見込めるような人口集中地域では、国土交通省への申請なしには200グラム以内の機体しか飛ばすことができない決まりとなっています。

仮に申請が受領されたとしても、飛行の際には2名以上の監視委員が必要となります。

現状はとてもサービスを開始できるような状態ではなく、法改正にもかなりの時間がかかる見込みです。

自動運転

自動運転は夢のような技術ですが、社会が自動運転の登場に全く対応できていないという現状があります。とくに法改正は大きな問題として立ちはだかります。

事故が起きた場合、責任の所在はどこにあるのか保険適用はどうなるかなど様々な問題が、前例のない状態で混在することとなるのです。

各国が規制緩和に足踏みをしている中、いち早く動いたのはまたしてもシンガポールでした。2016年8月、世界初の公道での自動運転タクシーの実験がシンガポールの街中で行われました。

しかも、その実験の主幹はシンガポールでなく、アメリカの自動運転ベンチャーでした。

このように、シンガポールは最先端技術に対する受け入れをどこより早く取り掛かることによって、自らを最新テクノロジー開発の参加者としているのです。

医療ツーリズム

シンガポールは医療ツーリズムの聖地となっております。

医療ツーリズムとは?
医療ツーリズムとは、他国へ出向いて医療サービスを受けることです。その目的は自国では受けられない医療サービスを受けること、自国よりもよりコストの安いサービスを受けること、自国よりもより早くサービスを受けることなどがあります。医療は国独自の制度や規制、または技術力の差などから各国ごとに大きくサービス提供内容が異なります。ネット社会の現在では、その各国の医療サービスの差と渡航にかかるコストを正確に測れるようになったため、医療ツーリズムを選択する人が増えてきているのです。

 

シンガポールは先進国の中でも規制にとらわれずに最先端医療サービスを受けられる場所として、他国の富裕層から人気が出てきています。最新医療の成熟度や技術水準はサービスの頻度によって決まります。

医療ツーリズムが盛んなシンガポールは最新医療の経験値が最も高い国へとなりつつあるのです。

シンガポールはこのようにして先端技術をどんどん自国に招致し、研究開発の場を与えることによって他の先進国のテクノロジーを吸収し、成長しているのです。

様々な国がこぞって押し寄せるこの現状は、まさしく「世界の実験場」と称されるべき国であることを表しています。

岩盤規制国家、日本

日本は行政や業界団体がこぞって規制緩和に強く反対する「岩盤規制」国家です。シンガポールとは真逆で、最新技術を開発してもすぐにはビジネスに繋げられず、二の足を踏むばかりです。

この現状に強い危機感を持って改革しなければ、日本の未来は明るくなりません。

いつか、シンガポールのような規制緩和国家の顔色を窺ってからでないと先端技術の研究開発ができないような、経済的に不自由な国になってしまうかもしれないのです。

 

23歳の筆者が今、一番伝えたいこと。

仮想通貨を自分の中でどう整理つけるか、答えを出せていない人は是非読んでください。

資産運用と経済の観点から、仮想通貨について考えています。