Uber,Airbnbに見る“総サラリーマン時代の終焉”―シェアリングエコノミーとSNS―

 

sa-2
こんにちは。

sa2(@sa2fdi)と申します。

真面目な記事を挙げていますが、実は最近Youtuberになりました。笑

借金して仮想通貨を買った僕が、Youtuberになったワケ

是非一度ご覧ください。

自己紹介はこちらから。

 

ウーバーエアビーなどのシェアサービスの台頭から今や常識となっている「シェアリングエコノミー」という概念。革新的サービスが変えつつある世界の経済構造、ひいては働き方の変化についてみていきます。

 

 

シェアリングエコノミーとは

シェアリングエコノミーとは、モノやサービス等を個人間で共有することで、社会全体として利益を享受するという経済概念のことです。

今までは所有して使うのが当たり前だったものを、インターネット上のプラットフォームを利用することによって誰でも手軽に、所有せずに利用することができるようになりました。

また逆に、所有しているモノの中で使われていないものを貸し出すことによって対価を得るということが、ネット上の手続き一つで可能となりました。

社会上にある全てのモノ・サービス・空間などが遊休資産とならずに、常に稼働状態になることで、全体としての幸福度が上がることが期待されています。

 

 

ウーバーについて

 

ウーバーは、日本では馴染みのない人もいるかもしれませんが、海外ではもはや誰もが当たり前に利用するサービスとなっています。

日本においては「タクシー配車アプリ」などと紹介されることが多いですが、それはウーバーのサービスを真に言い表しているとはいえません。

海外において収益の中心となっているのは一般人のドライバーが使う乗用車に相乗りする「ライドシェア」サービスです。

ウーバーの使いかたは以下のようになります。

 

ウーバーの利用方法

ウーバーは相乗りサービスを提供するドライバーと、サービスを利用する客の2つの利用者層に分かれます。

まず、相乗りサービスを享受する客側は、スマホのアプリにSNS由来の身元情報クレジットカードを登録します。サービスを実際に利用するときは、アプリ上の地図に出発点と行先を設定するだけで、近くのドライバーが数分以内に駆けつけてくれます。

到着時にクレジットカードで自動決済されるため、支払手続き等はせずにすぐに降車することができます。

料金はタクシーよりも数段安く、移動手段の選択肢として急速に拡大を続けています。

 

相乗りサービスを提供するドライバー側について。

自家用車と、サービスをマッチングするためのスマホさえあればウーバーにドライバーとして登録することが可能です。

あとは、スマホの通知を待つのみです。近くで利用者がサービスの依頼を出せば、スマホで受付をして迎えに行くこととなります。

クレジットカードによる自動決済のため料金を取りっぱぐれる心配もなく、副業としてウーバーのドライバーをやっている人は今や世界に数百万人と存在します。

 

ウーバーの台頭により、世界でタクシー会社の倒産が話題となっています。

しかし、より安い料金のためにウーバーがタクシーにとって代わるのかというと、決してそうではないのです。

この理由に、シェアリングエコノミーの本質が隠されています。

 

ウーバーはむしろ、タクシーよりもヒッチハイクに近いと考えるほうが、より特徴をとらえやすくなります。

タクシーとは、あくまで乗客を運ぶというサービスを提供するために車を走らせています。

ウーバーの場合は、ドライバーの行先と同じ目的地をもつサービス希望者がもしいれば、ついでに乗せてってあげるという気軽な関係にあるのです。

この気軽な関係こそがウーバーの真髄なのです。

 

ウーバーのドライバーは、客を目的地に連れて行っているのではなく、空いている車の席を貸しているだけなのです。

 

これこそが、シェアリングエコノミーの「遊休資産の活用」を体現しているところでもあります。

 

ウーバーの幹部が語る未来は、モビリティの革命そのものです。

彼らは、自家用車を所有している全ての人をウーバーのドライバーにしたいと語っています。

世界中で今まさに走っている乗用車には、それぞれに目的地があります。

あらゆる地点からあらゆる地点まで、無限の組み合わせで道路を埋め尽くしている車が全て、ウーバーに登録したらどうなるでしょうか。

ライドシェアによって車の空席はなくなっていくことでしょう。そうすると、必然的に車の数は減っていきます。

最適化された移動手段によって、交通渋滞が一切起こらない未来が来るのかもしれません。

 

 

ウーバーが流行った2つの理由

 

ウーバーというライドシェアサービスが流行ったのには大きく2つの理由があります。

 

1つ目は、SNS・スマホの普及により、サービスの需要・供給を一瞬でマッチングさせることができるようになったことです。

相乗り希望者とドライバーは、現在地と目的地をアプリに登録するだけで、自動でマッチングされることとなります。

この、「大量のサービス利用者の中で最適のペアをマッチングさせる」ことは、フィンテックの記事で紹介した、【トランスファーワイズ】というサービスと全く同じ仕組みです。

今後、このような「旧サービスにマッチング機能をつけて革新的なサービスに変える」ことが大きな潮流になることは間違いないでしょう。

 

 

2つ目の理由は、SNSによって個人情報の信頼性が担保されるようになったということです。これも1つ目と同様、SNS・スマホの普及によるものです。

ウーバーの利用者が安心してサービスを利用できるのは、ドライバー・客それぞれがSNSのアカウントを登録し、サービス利用状況を評価されているからです。

不適切な行動をとる人には厳しい評価が下ります。

誰もその人の車には乗らないし、相乗りもさせないということになるのです。

 

 

Airbnbについて

 

Airbnb(エアビーアンドビー)、通称エアビーは、ウーバーと共にシェアリングエコノミーを浸透させた2大シェアサービスの1つです。

サービス内容は、日本でいうところの「民泊」です。エアビーに登録したホストは、空いている部屋や使っていない別荘などを旅行客に貸し出し、対価を得ます。

日本においては法規制により浸透がかなり遅れていますが、海外ではウーバー同様誰もが利用するサービスとして浸透しています。

その規模は、世界最大のホテルグループ・マリオットの総客室数およそ110万をはるかに上回ります。

また、2016年リオ五輪では公式サプライヤーとしてサービスを提供するほど、公に広がりを見せています。

 

エアビーも、ウーバーと同様にSNSのアカウント登録をすることで個人情報の信頼性を担保しています。

エアビーは、ウーバー以上にSNSとの相性が良いサービスです。エアビーの利用者は単なる宿泊施設として民間の家に泊まりに行くのではなく、ホストとの交流を求めているのです。地元ならではの話を聞きたい、同じ趣味の人に会いたい、そういった希望をかなえているのがSNSなのです。

 

 

ウーバー、エアビーに見る“総サラリーマン時代の終焉”

 

これまでの働き方は、自分で事業を運営するか、さもなければ企業に勤めることがほとんどでした。

人々が企業に勤める最大のメリットは、事業の信頼性が企業に担保されるということです。この企業の商品だから買う、この企業のサービスだから利用する、という信頼がなければ、業務を利益に繋げることはそもそもできません。

ところが、これまでみてきたようにウーバー・エアビーでは個人が事業を持たなくても、SNSに登録することでサービスを提供し、対価を得ることができている人が世界中にいます。

今やウーバー・エアビーによって生計を立てるということは、一部の特別な人に限らず、誰もができることなのです。

SNSによって信頼性が担保されること、インターネット上で顧客に繋がれることによって、もはや企業に所属しなくても、個人で働くことができる時代なのです。

 

ネット上のプラットフォームのみを企業が作り、個人がそれに複数登録して「個人として」働くこと、この形が今後爆発的に増えていくことは間違いありません。