今、AI市場を支配している企業。半導体の新たな王”エヌビディア”について。

 

sa-2
こんにちは。

sa-2(@sa2fdi)と申します。

 

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AIは今後、史上最大の産業となります。その中で最も地盤固めに成功している企業は、間違いなくエヌビディアです。業界の動向を、エヌビディアを通してみていきたいと思います。

 

 

エヌビディアとは?

 

世界有数の半導体メーカーであり、主力製品に世界NO.1のGPUを持つ巨大企業です。

 

まずは、AI市場を半導体メーカーが動かすということを理解していただくため、基礎となる“半導体”、“GPU”について解説します。

 

半導体とは
電気を通す「導体」と電気を通さない「絶縁体」、その中間となる物質を半導体と呼びます。一般的に半導体、と言えば半導体物質を利用してつくられた電子回路のことを指すことが多いです。

半導体は現在ほとんどすべての電子機器に用いられ、機器の頭脳を担っています。主な役割は情報を記憶する、計算する、などといった処理活動です。

半導体の質によって機器の処理速度や安定性が決まるため、最も重要な部品の一つとなっています。

 

 

GPUとは

半導体製品の中でも画像処理に適した製品です。GPUは比較的単純な解析作業を並列的に処理することが得意です。人海戦術的に大量のデータを扱えるため、画像処理などの「量でさばく」タイプの仕事に向いています。

対してCPUはコンピューターの中央制御をする部品です。複雑な処理を逐次的にこなすのが得意ですが、GPUのように複数のデータを同時進行で扱うことは苦手となっております。

 

エヌビディアは、このGPUにおいて世界で最も高い商品力を誇り、画像処理においては右に出るものいませんでした。

 

とは言うものの所詮、画像処理は画像処理であり、今まで大きな注目を浴びることはありませんでした。エヌビディアの主なるエンドユーザーは、これまではゲームプレーヤでした。

 

ちなみに世界で人気を博しているニンテンドースイッチも任天堂とエヌビディアの共同開発となっています。

 

ところが、です。現在エヌビディアはもっとも世界中から注目を浴びる企業の一つになっています。その理由は、彼らが扱っているGPUの中にあるのです。

 

GPUとディープラーニング。テクノロジーの融合で加速するAI

 

関連記事【AIは一体誰が生み出したのか?】で紹介した、AIを一つ上の次元へ昇華させるブレイクスルー、ディープラーニング。システムがデータを自動で、かつ全方向的に分析し続けることで、データの特徴を自ら見つけ出すことができるようになりました。

 

ディープラーニングの開発研究は長きにわたります。失敗と挫折を繰り返しながら、どうやらGPUがディープラーニングと相性が良いらしいということが判明しました。そこから開発が加速度的に進み、ついにAIが進化を遂げたのです。

 

GPUの処理能力では頭一つ抜けていたエヌビディア。ディープラーニングという大いなる需要を得て、一挙に最先端AI企業へと飛躍したのです。

 

“AI市場の番人”エヌビディア

 

AIの学習段階に用いる半導体は、エヌビディアのGPU一択である。そんな言葉がAI市場ではため息交じりに聞こえてきます。

 

GPUを手掛ける企業は数あれど、AI市場で真に競争力のある半導体企業はエヌビディアのみで、一強と呼べる状況になっているのです。

 

なぜここまでの強みを持てたのかについては、エヌビディアの戦略を見ることでわかります。

 

彼らは、ディープラーニングの勃興にたまたま居合わせたわけではありません。むしろ、彼らは誰よりも時代を先読みして、準備して待っていたのです。

 

事実、ディープラーニングにGPUが効果的であるという研究・検証のほとんどは、エヌビディアが提供したGPUによってもたらされているのです。彼らはAIの時代が来ることを予期し、リソースを集中してGPUという一つの分野に注ぎ込んだのです。

 

こうしてエヌビディアは唯一無二の競争力をつけました。ITの巨人フェイスブック、Amazon、マイクロソフトらも彼らを懇意にし、大きな取引関係を結んでいます。

 

半導体という装置を介して、AI業界のいたるところに根をはるエヌビディア。製品として矢面には立たずとも、それなしでは成り立たない状況を見事につくりだしています。

 

彼らこそが次世代の、AI市場の番人と言えるでしょう。

 

 

自動運転と画像処理

 

エヌビディアが、自動運転業界においても先行しています。2017年5月、トヨタとの協業を発表しました。両社で年月をかけて、自動運転システムを開発していくとのことです。

 

また、米テスラモーターズは全ての車両に自動運転対応のハードウェアを搭載すると発表しています。そこに採用されているのがエヌビディアのGPUです。

 

そもそも自動運転で最もクリティカルな問題は、リアルタイムで道路状況を把握して安全を守れるのか、という点です。

 

状況を把握するという意味においては、連続して画像を解析してくということが必要になります。自動運転の技術とは、そのまま画像処理の技術と言い換えることができるのです。

 

 

まとめ

画像処理において確かな技術を持っているエヌビディアは、たった一つの武器を持って世界経済を動かしていると言えます。

 

画像処理の応用に関しては枚挙に暇がありません。現在では医療にも手を伸ばし、画像解析によってがんの原因を解明しようと試みています。

 

予測のつかないエヌビディアの動きに、今後も注目していきたいです。

 

23歳の筆者が今、一番伝えたいこと。

仮想通貨を自分の中でどう整理つけるか、答えを出せていない人は是非読んでください。

資産運用と経済の観点から、仮想通貨について考えています。