現代メディア再編論:マスメディア=IT企業の時代が訪れる。

 

sa-2
こんにちは。

sa2(@sa2fdi)と申します。

真面目な記事を挙げていますが、実は最近Youtuberになりました。笑

借金して仮想通貨を買った僕が、Youtuberになったワケ

是非一度ご覧ください。

自己紹介はこちらから。

 

Apple、Amazon、Facebook、Google。巨人と呼ばれるこれらのテクノロジー企業が、世界の情報を支配しつつあります。情報社会に生きる我々は、情報に支配されないようにこれらの企業を理解し、世の中を読みとくリテラシーを身につけなければなりません。

 

マスメディアとは、不特定多数の受信者に向けて情報を発信するメディア(媒体)を提供する組織のことです。

これまでは、マスメディアと言えば放送局・新聞社・出版社を指し、彼らは情報の主体となることで絶大な利権を勝ち取ってきました。

 

 

IT社会となった現在、マスメディアの定義が変わりつつあります。

圧倒的な影響力を持っていたテレビ・新聞・雑誌などは力を弱め、インターネットに主戦場が移っています。

今や多くの人は主にインターネットから情報を仕入れています。

こうなると強いのは、「スマホ」「検索窓」を握っているIT企業です。

以下に、米IT企業の主なメディア活動についてみていきます。

 

 

メディアとしてのFacebook

 

Facebookは日間アクティブユーザーが10億人を超える、世界最大のSNSです。

もはや単なる個人情報登録が必要な交流アプリには留まらず、最も閲覧されるメディアサービスとも言えます。

そんなFacebookが地位を盤石にするために2016年に行ったのは、あらゆるメディア・有名人・団体と情報提供の契約を結ぶことでした。

大手のメディアであるCNNやニューヨークタイムズ、サッカークラブのレアルマドリード、他にも俳優・スポーツ選手などを相手取り、あらゆるコンテンツ(画像・動画など)を提供するよう約束させ、契約金を支払ったのです。

 

さらにFacebookは、ニュース専門の配信サービス(インスタント記事)を拡大させています。

既存のメディアにニュースを提供してもらい、そこに発生した広告収入の一部を支払うというビジネスモデルです。

有力メディアにとっては、自社のメディアのみにコンテンツを流してメディアを成長させていくのが基本戦略となります。

Facebookにコンテンツを提供することは、自社メディアへのアクセスの減少に繋がります。

しかし、圧倒的に大きくなったFacebookにコンテンツを提供することによって、一人でも多くの目に触れることが、閉鎖的に自社メディアを守るよりも効果的になっているという現状があるのです。

 

Facebookは一切のコンテンツを作らない。そう宣言しています。

彼らはあくまでも“編集者”であり、テクノロジーによって最も便利なメディアになることを目指しています。

 

彼らは、フェイスブックのメディアとしてのコンセプトを次のように語っています。

「Facebookは、未来の新聞である。」

個人情報登録のSNSであることを最大限に活かし、個々の好みにあわせた専用の情報を切り出して届けていく。

その理想に向かって、彼らはあらゆるコンテンツがFacebookを経由するように、既存メディアを侵食していっているのです。

 

 

メディア収入世界一、文句なしのメディア王「Google」

 

メディアの主な収入源は広告費です。あらゆる情報を世間に届ける媒体をつくり、閲覧者を増やす。

そこに広告を載せることで広告主から対価を得るというビジネスモデルです。

ここでいうメディア収入には、この広告費に加えて情報の媒体となるメディア自体の販売代金も含みます。(新聞、雑誌など)

 

Googleは、世界中の人に無料で利用されています。その収益のほとんどを広告費によって稼いでいます。

主な収益源は以下のようになります。

 

Google AdWords

Google AdWordsとは、ごく簡単に説明すると、Googleで検索したときに、1ページ目に広告としてサイトが表示されるようになるサービスです。

もちろんこれだけではなくGmailなどのGoogleサービスに表示されるなどの広告もありますが、主にGoogle検索で1ページ目に表示されるというものだと考えていただければ結構です。

 

Google AdSense

Google AdSenseとは、インターネットサイトを閲覧しているときに表示される四角い広告のことです。様々なサイトの中に広告を出稿し、広告主はそれに応じてGoogleに広告費を支払っています。

 

 

Googleが稼ぐ仕組みについて

 

Googleが稼ぐ広告収入は、他にも様々な種類はあるものの、コンセプトとしてのメインはこの2つとなっています。

要は、Googleは世界一の検索窓をつくることによってネット検索利用者を増やし、そこに広告を出すことによって収益を得ているのです。

Googleは広告収入を増やすために、検索窓としてのクオリティを上げることだけが、成長する唯一無二の方法であると言えます。

検索窓としてのクオリティとは、利用者がGoogleで検索して求める答えにたどり着いたか、ここに尽きます。

つまりは、良質なサイトが、検索したときに1ページ目に来るようにしなければならないということです。

 

このシンプルな目標を達成するためにGoogleは莫大な研究開発費を投入し続けているのです。

例えばAI。

Googleが世界一強い囲碁のAI、アルファ碁を生み出して話題となりました。

これも、突き詰めれば、真に良質なサイトをインターネットというコンテンツの海から見つけ出すために開発されているのです。

 

また、最近Googleは日本における検索上位に表示するサイトを選定するためのアルゴリズムを、アップデートしたと発表しました。

 

今、キュレーションサイト(様々なサイトから情報を集めてまとめる、いわゆるまとめサイト)が流行っています。

しかし、一部のキュレーションサイトが、情報の信頼性に乏しいにも関わらず、多くのインターネット利用者の目に触れていることが問題視されるようになってきました。

話題になったのは、DeNAが運営していた医療情報サイト、「ウェルク」です。

一次情報の取材なしにいい加減な記事を大量に出して閲覧数を稼ぐ、悪名高いサイトでした。

このような信頼性のないサイトをネット検索利用者に目に触れないように、真に役立つサイトが上位に表示されるようにGoogleが大幅なアップデートを行ったのです。

これからは、人海戦術で量を追い求めるようなサイトよりも、個人サイトであっても良質なサイトが上位に表示されるようになることでしょう。

 

 

IT企業の旧メディア支配について

 

今まで見てきたように、現代は、IT企業が旧メディアを飲み込んでいく再編の時代です。

Facebookは旧メディアからコンテンツを買い漁ることで、Facebook経由であらゆる情報にたどり着くような仕組みを整えています。

Googleは、世界一の検索窓をつくることによって、旧メディアに頼らずとも全ての情報を自ら取りにいける時代をつくりました。

他にも、Appleは最強のプラットフォーム、iPhoneを持っています。今やなんでもスマホで取引を行う時代に、その元をおさえているのは大きな強みです。

Amazonは、通販を支配することによって、世界一の顧客情報を握っています。AI社会の今、顧客情報の価値は上がる一方であり、それらを利用してAmazonはメディアとしての地位も築こうとしています。

 

世界を動かしているIT企業の動きに、今後も注目が集まります。