為替・債券・株/金融市場の三主役を理解する

 

sa-2
こんにちは。

sa-2(@sa2fdi)と申します。

 

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当たり前のことですが、日本経済新聞において為替債券といった言葉は説明なしに登場し、それらがどういった役割を持っていてどのように関わりあって経済に影響を及ぼすかは周知の事実として話が進んでいきます。

単語として意味は知っていても基礎をしっかりとおさえないとあっと言う間に置いてけぼりになってしまいます。ここではそれぞれの役割と関係性を説明したいと思います。

 

 

 

金融市場の3主役 為替・債券・株

市場では毎日様々な金融商品が取引され、世界中で形を変えながらお金の流れを作り出しています。その中の主な3要素について、まずは基本的な意味からおさえていきます。

為替(外国為替)とは
為替とはすなわち、「通貨の交換」のことです。物の値段は需要と供給によって市場が決定しますが、通貨にもそれが言えます。

欲しい人が増えれば価格は上昇し、売りたい人が増えれば価格は下落します。円を売ってドルを買ったり、ユーロを売ってポンドを買ったりすることで、世界中にお金が流れていきます。

 

債券とは
債券とはすなわち投資家からお金を集めるためにある団体(国、企業、地方など)が発行する借用書のようなものです。

債券を持っているということは債権を持っているということであり、券の発行団体にお金を請求できる状態となります。必ずしも債券は元本+利息を得るために持つものではなく、第三者に転売することによってお金を得ることもできます。そうして債券は市場の中をぐるぐると回っていくのです。

債券は発行団体によって社債や地方債などに分類されていきますが、市場において絶大な規模を誇る国債の流れに注目すれば、経済の動きそのものが見えてくるかと思います。

国債とは国が財源を得るために発行するものであり、国が元本を保証している最も確かな債券です。国債の買い手がいなくなるということは、国の破綻を意味します。それほど金融市場において重要な存在だということです。

 

株とは(関連記事:資金調達/出資と融資の違い
株とは、企業が資金を集めるために発行する、株式会社の出資権です。株を買う人は株主となり、株の数に応じて会社の経営権を持つことができるようになります。

株は債権とは違い、お金を貸している状態にはなりません。株を新規購入して会社に出資したお金に関して、会社側は株主に対して返却義務はありません。必要なくなった場合には第三者に売却することによってそのときの価値の分だけお金を取り戻すことができます。

 

リスクオフ相場での為替・債券・株

リスクオフ相場の定義
高リスクの事象が起きている、もしくは見込まれるという状況の中、リスク回避・安全思考で消極的な投資姿勢になっているという相場のことです。

 

リスクオフ相場では安全資産に投資資金が集まるため、株から債券への投資対象の移行が見られます。債券には返済義務があるため、株よりも低リスクな金融商品です。

また、国債に関しては国が元本を保証しているため最も安全な資産としてリスクオフ時には大量に買われることとなります。結果として株安・債券高になっていくのです。

為替について

 

「円は安全資産」というよく聞くキーワードがあります。有事の際にはリスク回避のため円を買い、円高傾向になるというのはよく聞く話です。

円の安全神話は、果たして今も健在なのか。詳しくは関連記事超借金大国/世界一の資産家日本をご覧ください。

金融緩和時の為替・債券・株

金融緩和の時世に為替・株・債券がどう動くのかを見ていきます。まず、金融緩和とはイコール市場に出回るお金が増えることを意味します。

お金の量が増える⇔金利が低下する、です。金利は資金の需要と供給のバランスで決まります。

極端に単純化した例を挙げると、市場のお金の量が増える→企業に資金が行き渡り、高い金利ではお金を借りなくなる→金利が低下する。

もしくは、金利が低下する→企業の利子負担が減りお金を借りやすくなる→市場のお金の量が増える。

このような流れです。

 

金利低下時の影響を見てみます。

まずは為替について。金利の低い通貨は魅力がないため、売りに出されてより金利の高い通貨へ交換しようという動きが出ます。

一般的には、金利が下がればそれだけ円安傾向になるということです。

また、金利が低下するときは、①預貯金の魅力が薄れる、②企業の経済活動が活発することから、株式市場にお金が流れます。

株の需要が高まり、株価が上昇するということです。金利の低下局面ではリスク資産である株に人気が集中するのです。

一方で債券については、安全資産からリスク資産へお金が流れていくため、当然株式市場にお金が流れた分、債券は売られて債券安となるはずです

。ところが、日銀が行っているマイナス金利政策においては、多額の国債を日銀が買い入れているため、債券はむしろ上昇していきます。(関連記事:マイナス金利という麻薬。―「金利が下がる」を理解する―

このように、金融市場は様々なイレギュラー要素を持っていて、時には誰も予想がつかない程の乱高下をして人々を驚かせるのです。

まとめ
いかがでしょうか。様々な市場の情勢において、為替・債券・株が絡み合っていることがわかると思います。単純な知識からワンステップ進み、それぞれが与えあう影響まで把握していれば、耳にする経済ニュースに対して奥深い理解を得られるかもしれません。

 

 

23歳の筆者が今、一番伝えたいこと。

仮想通貨を自分の中でどう整理つけるか、答えを出せていない人は是非読んでください。

資産運用と経済の観点から、仮想通貨について考えています。