あなたは説明できますか?目前のIoT社会、その構造を知る

 

sa-2
こんにちは。

sa2(@sa2fdi)と申します。

真面目な記事を挙げていますが、実は最近Youtuberになりました。笑

借金して仮想通貨を買った僕が、Youtuberになったワケ

是非一度ご覧ください。

自己紹介はこちらから。

 

IoT=Internet of Things。あらゆる物がインターネットに繋がり、情報を発信するようになるデジタル社会が間もなく到来します。IoTによって何が可能となるのかを仕組みごとに、また分野ごとに2つの面から考えていきたいと思います。

IoTの基本を学ぶことで、まだ見ぬ未来に応用される分野についても見通す力をつけたいと思います。

 

IoTの構造

近年注目を浴びているワードであり、直訳すると「モノのインターネット」となります。より的確にこの言葉を表現するならば、もっと踏み込んだ説明が必要になります。

この世のあらゆる物がネットで繋がり、情報を共有しあうことでイノベーションの波を起こす未来のデジタル社会に対するコンセプトと言えます。

 

IoTの影響は特定の分野に限定されるものではありません。どの分野に対しても共通している基本的なIoT利用の流れを説明します。

 

1.IoTデバイスからの情報発信

工場であっても自動車であっても施設であっても、IoT利用のスタートはセンサーの設置になります。

まず、最深部にある機器にIoTデバイス(センサー)が設置され、自らの稼働状況をそのセンサーの登録先に発信します。

工場の生産設備であれば生産状況を、自動車であれば走行状況などを、自動でコンピュータに発信します。

 

2.データの集積

最深部にある末端の機器から集めた膨大なデータをインターネット上で蓄積します。データ数が膨大にあり、一つのデータが複数の変数によって成り立つような、処理・分析が非常に難しいデータ群のことをビッグデータと呼びます。

IoTによって集められるデータはまさにビッグデータ(関連記事:ビッグデータを取り巻く”大きな力”)に当てはまります。

 

3.データの解析・事業の最適化

蓄積したビッグデータをもとに、詳細な現状の把握をして、改善点を洗い出します。

 

4.IoTデバイスのインターネット管理

  機器の稼働状況を最適化するように、コンピュータを通じて末端の機器をコントロールします。

イメージとしては、遠隔操作によって最適のタイミングでスイッチを入れる、というような管理です。

 

これがIoT利用の流れとなります。

今までは最終的な成果物でしか判断できなかったものが、IoTにより、プロセスの詳細を把握できるようになるのです。

工場であれば、ある期間の生産量でしか機械の利用状況を把握できていなかったところを、どこの工程にどれだけ時間を割いたか等が自動で可視化されます。

その情報をもとに、機械を最適に稼働させるようリアルタイムでコントロールしていくのです。

 

分野ごとに見るIoT

 

【物流】

物流業界におけるIoTのコンセプトは非常にシンプルなもので、荷物の状態をネット上で管理するというものです。

荷物にICタグをつけるという簡単なステップを踏むことで、作業効率や運搬の質が飛躍的に向上します。

 

まず、荷物にとりつけたICタグは、GPSを通して位置情報をインターネット端末に送信します。

これが基本であり、物流業界にとって荷物の現在地はもっとも大切な情報となります。

 

さらにICタグに様々な機能をつけるのが最近の流れとなっています。

より高いレベルの荷物管理が求められる場合には、温度・湿度を管理できるセンサーや衝撃を感知するセンサーを取り付けます。

正確な荷物の管理状況を把握することは、物流業界を、サービス業として一歩上のステージに引き上げることに繋がります。

 

【小売り】

小売業界はこれまで、どの商品が買われたかをPOSデータ(販売情報を管理するシステム付きのレジをPOSと言います)で把握してきました。IoTによって小売り業界がどう進化するのか。

 

注目されたのはカメラでした。カメラからの情報を全て可視化することでわかるのは、客の店内での動線・商品棚の状況です。

客がどこで立ち止まり、どの商品を棚から取り出したのか(または棚に戻したのか)をデータとして分析するのです。

そうすることで、今までは「買われた商品」という結果しか把握できていなかったところを、「どのように商品が選ばれたか」のプロセスまで把握できるようになるのです。

これを突き詰めると、どの商品とどの商品が比較されたのか、この商品が選ばれなかった理由は何なのか、といった具合に商品分析に役立てるようになります。

 

最先端を進んでいるのがamazonのリアル店舗「Amazon Go」です。

この最新店舗は、IoTを駆使することによってレジを完全に排除した未来のコンビニです。商品棚にあるセンサーと各所に設置されたカメラによって、誰がどの商品をカバンに入れたか把握します。

商品をカバンに入れた客が店外にでたとき、自動で決済までされる仕組みとなっています。

全てをインターネット可することによって利便性を大きく向上させた、IoT社会の先駆けといえるでしょう。

 

【自動車】

「コネクテッドカー」。文字通り、自動車同士がインターネットで繋がり、それぞれが収集した情報を共有します。

集める情報は交通状況・道路の状態・天気など様々です。これらを共有することで、リアルタイムに各地の状況を把握できるようになり、事前に混雑を避けたルート設定などが可能となります。

 

自動車IoT可の面白い試みは、損保会社にも広がっています。IoTによって集めた情報を元にして、自動車保険の適正料金を求めるというものです。

集める情報は、運転中の行動です。ブレーキ・急ブレーキの回数、加減速のスムーズさ、運転の時間帯などの情報を総合的に分析し、運転の安全度を割り出すのです。

IoTによって、今までにはできなかったアプローチで商品開発をしている好例です。

 

さらに自動車関連で大きなトレンドとなっているのは、「運転の自動化」です。仮に全ての車に同じ機能のIoTデバイスを取り付けることができたとします。

さらに、道路にセンサー・カメラを設置し、各自動車と通信できる状態にします。ここまで環境が整えば、車間距離の自動適正化までは現在の技術で十分に可能であると言われています。

 

車間距離の自動適正化ができるといっても、あまり大きなメリットは想像つかないかもしれませんが、そのインパクトは測り知れないものとなっています。

一説によると、車間距離の自動適正化が完全に達成されるとすると、現在の交通渋滞が6割も改善されるとのことです。

渋滞の原因となる交通事故を減らすのはもちろんのこと、意味なくスピードを落として渋滞の連鎖となる原因を作る車がなくなり、スムーズな走行を可能にするとのことです。

 

【ドローン】

ドローンとは無人航空機のことですが、これをインターネットにつなげることで、現在あらゆる業界に革命を起こしつつあります。

詳しくは、参考記事(ドローン―空に起こす産業革命―)をご覧ください。

 

【まとめ】

IoTによって変わっていく業界を見てきました。ここで紹介しているのはほんの一部でしかありませんが、全ての分野においてIoTの基礎となっている共通項目をご理解いただけたのではないでしょうか。

データ収集・可視化・最適化・遠隔操作、これから広がっていくIoTの新たな分野にも、同じ枠組みでとらえて考えることができるのではないでしょうか。