「Fintech/フィンテック」は金融の全てを変えるのか。その具体的な役割に迫る

日経新聞で度々目にするこの言葉。ファイナンス(Fin)×テクノロジー(tech)であることは知っているが、実際に世の中にどう影響するかはぼんやりとしか分からない、こういう人は少なくないのではないでしょうか。(もちろん自分もその内の1人であり、学んだことを以下に記していきます。)

 

フィンテックの定義
この数年で急速に発達したPC・スマートフォンなどの情報端末を用いて、インターネット上で金融サービスを利用すること。サービスの利用者は個人間であろうが企業間であろうが、枠組み問わずインターネットでつながる全ての人と言えます。

 

この先フィンテックに影響されて変わっていくサービス、その具体例に焦点をあてて書いてみます。Fintechによって形を変える4つのサービスを順番に説明します。

 

資金移動

 

現在海外に送金するには、海外に支店を持つ銀行を利用することが主流となっています

日本のメガバンク等の口座を持たない海外の石油企業に送金する場合は、よくあるパターンとして、メガバンクからJPモルガン(世界中に支店を持つ米最大の銀行)等を経由して相手先に送金します。

このように複数の金融機関を利用して海外送金をすると、

手数料がかさむ
トラブルを誘発する
時間がかかる

 

などのデメリットが目立ちます。これらを一手に解決しうるフィンテックの新興サービスを紹介します。

 

 

【トランスファーワイズ】

このサービスは、海外への資金移動を実質国内への送金手続きのみで可能にするという、衝撃的なコンセプトを持っています。

日本にいるAさんがアメリカのBさんに送金するとします。

このときトランスファーワイズは、瞬時にアメリカから日本に送金しようとする、対となるペアを探し出します。

条件は、同じタイミングであること、同じ金額であることです。

アメリカのCさんから日本のDさんへの送金がこの条件を満たすとしましょう。

ここでトランスファーワイズはペアを国内同士になるように入れ替え、日本にいるAさんからDさんへ、アメリカにいるCさんからBさんへの送金とするのです。

通常時

A(日本)→ B(米国) 海外送金

C(米国)→ D(日本) 海外送金

 

トランスファーワイズ利用時

A(日本)→ D(日本) 国内送金

C(米国)→ B(米国) 国内送金

このマッチングシステムを利用することで、2つの海外送金が国内送金に代わることとなります。

国境をまたがない上にトランスファーワイズ内のみでのサービス(複数の機関を利用しないサービス)となるため、

手数料の軽減
トラブルの減少
リアルタイムの送金(為替リスクの回避)

 

が達成されることとなります。これらを可能とするのは、インターネット上でリアルタイムに条件に合うペアを探し出しマッチングさせる機能です。

まさしくテクノロジーと金融を融合した、フィンテックらしいサービスと言えます。

実は2016年12月に日本円でのサービスが対応したそうです。今後広がりを見せることは間違いないと思いますので、是非注目してみてください。

決済サービス

こちらはなじみ深いかと思いますが、Apple Pay等に代表されるモバイルペイメントサービスです。

いわゆるお財布ケータイとして日本で親しまれているサービスであり、フィンテックというくくりの中では最も浸透しているサービスです。

近年では店舗での決済のみならず、インターネット上の様々な場面(ネットショッピングや銀行口座を使用しない送金サービスなど)でスマホの普及とともに広く利用され始めています。

仮想通貨

フィンテックと呼ばれる中でも最も注目度の高い(言い換えると最も経済的な影響力の大きい)サービスは仮想通貨でしょう。

広がりの例としては以下のようなものがあります。

・日本の国会で仮想通貨が決済手段として認められた。

・金融危機下のギリシャで、自国通貨よりも信用できる仮想通貨に交換しようと国民が殺到した。

仮想通貨が貨幣システムの1つの選択肢として世界に受け入れられているのは明白な事実です。

最も有名かつ流通しているのはビットコインです。

ブロックチェーンという革命的テクノロジーに裏付けされて誕生したビットコインは、今や世界共通通貨として各国で取引の対象となっております。

また、2016年にはメガバンクの1つである三菱東京ufj銀行が、独自の仮想通貨であるMUFGコインを発行するという発表をして話題となっております。

こちらはビットコインとは違い1コイン1円でレートが固定されており、投機の対象とはなりえません。決済システムとしての利便を図るものとなるでしょう。

クラウドファンディング

資金調達の方法は主に株式や社債を発行したり金融機関から借り入れるなどして、出資や融資を受けるということが想定されます。

フィンテックにより新たに選択肢として加わるのがこのクラウドファンディングというシステムです。

広くWEB上で資金提供の募集をかけ、不特定多数の協力者に支援者となってもらうというのがクラウドファンディングの概要となります。

インターネット決済がフィンテックにより当たり前となったこの時代を象徴するような資金調達方法だと個人的には思っています。

クラウドファンディングの特徴は会社や団体などのグループ単位での出資よりも、案件ごとの資金提供が主流となっているところです。

プロジェクト毎に募集し、支援者も興味のあるものに直接的に投資、または寄付できることから、個人からの出資が非常に手軽なものへとなりました。

まとめ
フィンテックによって便利になっていくシステムをざっとあげてみました。テクノロジーの進歩によって、必要なときに必要なところへ資金が行き渡る、流動性が高くて経済活動のしやすい良い時代になったと言えるのではないでしょうか。

 

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23歳の筆者が今、一番伝えたいこと。

仮想通貨を自分の中でどう整理つけるか、答えを出せていない人は是非読んでください。

資産運用と経済の観点から、仮想通貨について考えています。